舎  歌

明治39年11月9日の日誌の抜き書きで、田端先生が、下記の部分を
引用され、「どなたかメロディを」と書かれたのですが、わたしが勝手に
「それはチェリスト&ギタリストの石田君だ」と半ば冗談でフォローし、
ここにしたためました。

それが本州に住む石田君に伝わり、立派な楽譜が届きました。
1回目は、写真右の、歌詞とメロディ。寮歌っぽくてバンカラ風。

これだけでも上出来だったのですが、さらに、バイオリンとチェロ、
ピアノにトランペットのパートをいれ、テノールとバスの2部合唱に
なるような小品が完成したと第2信。final notepad というソフトで楽譜を
開くと音が出て楽しめるというおまけ付き。

もちろん、田端先生は大喜びされました。


作詞:吉田守一 作曲:石田明男  いつか歌ってみましょう。


>今晩、次の歌を練習す。紀念会席上にて歌唱せんが為也。

  「エルムの樹蔭にたちてより    幾星霜のそのあいだ
   理想の丘を目ざしつつ      愈々栄ゆる寄宿舎の
   齢はここに八年の        今日は祝之吉日ぞ
   祝へや、祝へ諸共に       鳥暁を告ぐるまで 」



■ 基本の旋律 

■ ギター伴奏用


(寄宿舎OB 石田明男氏作曲・編曲)




昭和5年記念祭歌
『北辰の光るところ』

【田端先生の書き込みから 〜2008/07/28 〜】

「草苅さんのアドバイスに従って昭和5年記念祭歌のメロディー調査の一件、投稿します。

メロディーを知っている大先輩がいるのに気が付いて連絡先が分かる方居ませんか、と書いたところ大川さんが水戸の施設に連絡を取ってくれて、現在も(93・4才になっておられるかと思います)施設に通ってきておられるとのことを確かめて貰いました。ご本人との連絡などについて施設から連絡を貰える予定となっているようです。

今のところ連絡待ちで、楽しみにしているところです。
歌詞は日誌の昭和5年11月3日の記念祭記事の所に挿入されていたメモに1〜5番までかいてありました。『青年寄宿舎 五十年史』にも載っています。土井恒喜さんの作歌・選曲となっています。
土井さんは恵迪寮寮歌「蒼空高く翔けらんと」の作歌もしている方です。」

【曲をつけた石田さんのメッセージ  〜2008/11/16〜】

「先日は娘ともどもお世話になりました。→注:11/3の舎友会のこと(草苅)
掲示板で、昭和5年の記念祭歌の存在を知りました。

メロディーを探索中とのことですが、敬愛する土井先輩の作歌でもあり、試みに私のイメージで別添の通り、曲をつけました。

もし、元曲が見つからなければ、役に立てて下さい。」

■ 基本の旋律と歌詞

土井恒喜氏作詞、石田明男氏作曲)